保育園の遊戯室ドームを組むホールの構造材検査に秋田県大館市まで行ってきました。コロナ禍のなか、新幹線の人も少しづつ増えてきているような印象です。今回大規模な木構造なため集成材を使わざるを得ないですが、木材を金物で繋いでいくというのは感情的に違和感を感じてしまうのは否めないのですが、しかし、精度が2ミリ以内という製品は流石機械です。
さて、問題は自然木の丸太の加工。あれれ、なになになに、来週から建て方が始まるのにまだ刻みが全然終わってない。どないすんねん。これは緊急対策会議をせねばなりません。
奈良吉野で仕入れてきた枝付き丸太。この刻みこそ機械でなく職人の知恵と技術に頼るしかありません。この工務店さんでもこれを刻める大工さんは一人しかいません。技術を必要としない合理性を求めた仕事づくりが何十年と培ってきた技術を絶えさせます。便利便利といって大切なものを失いつつある時代でしょうか。