ブログ:棚から一掴み

今月も読書。上田市の図書館は4つありますが、一番近くにある「情報ライブラリー」。建築コーナーの本棚もだんだん読むものがなくなってきました。もともとそんなに沢山あるわけではありませんが、無料で知識が得られるというだけでもこんなにお得なことはありません。知るというのはとても大事なことだと思います。

「小住宅を作りたい」大きな写真集ですが、35坪の住宅を「小住宅」と呼んでいいのかどうか。日本に住む多くの人々の住宅なら35坪もあれば充分な広さではと突っ込みたくなりますが、私の考える小住宅というのは「タイニーハウス」のような「大草原の小さな家」のような住まい。建物が小さくなると収納がどうかという問題もありますが、これからは持ち物も最低限で必要不可欠なものしか持たないという暮らしもいいのではないかと思います。エネルギーも最小限ですむし、足るを知るという住まいもいいのではないかと思います。

その他、シックハウスについて。化学物質だけでなく、ヒートショックや結露、それに伴うカビなども健康を害する問題です。本を読めば読むほど知らないことだらけ。建築士はデザインばかりでなく、住まいての健康や安全を守るというのも大切な使命です。もっと勉強をし、考え抜かないといけないなと肝に命じました。

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