民家再生

100年200年という時を大切に住み継がれてきた私たちの住まい
土地の風土や暮らしの記憶が刻み込まれたその姿は
私たちに懐かしさと安らぎを感じさせてくれます。

日本の住宅の寿命は30年、アメリカは60年、イギリスが90年と言われています。
戦後の経済成長を支えてきた住宅産業は、古いものを壊して建てるスクラップ&ビルドを繰り返しながら成長してきました。
そのなかで、故郷の景色を作ってきた歴史のある建物も数多く取り壊されてきました。
暗い、寒い、使いにくい……古民家はこうした悩みが数多く寄せられます。
しかし、ただそれだけの理由で、二度と作れない建物が次々に壊されていく。そんな状況を、変えるために私たち建築家の仕事はあると考えています。
こうした古民家にまつわる住みにくさの悩みは、現代の技術ですべて解決できます。
古き良き伝統の美しさを現代に活かし、さらなる命を吹き込むことができます。
建築家の仕事とは新しい家を作ることだけでなく、古い建物を蘇らせ家族の暮らしを「再生」することでもあると考えます。



民家再生設計事例