手刻みの仕事もだいぶ終盤を迎えてきました。
今日は県内の専門学校の生徒さんも実習に来ていました。実際に建つ建物の刻みを手加工で経験する機会も少なくなってきた昨今ですが、いい教材となったことでしょう。
職人の仕事というものも昔は「石の上にも3年」とか「仕事は頭じゃねえ、身体で覚えろ」と厳しい世界でしたが、今の時代そんなこと言ってたらなかなか職人が育たなくなってしまいます。
どんどん経験させて、現場を任せ、自信をつけさせることの方が大事だと考えます。
日本の若者は自己肯定感が低いと評価されますが、その若者たちを育てる大人や社会の責任ではないでしょうか。
長ホゾ、込栓。これが地震で揺れても倒れにくい建物となる秘訣です。