今年の2月から計画し、夏に着工した永代供養堂ですが、この12月に完成いたしました。

ご相談受けた時に、これは是非木造でやらせていただきたい。それも丸いお堂のような建物はいかがですかという提案をさせていただきました。

しかし、頭の中で図面にするのはいいですが、職人さんたちにはたいへんなご苦労をかけさせてしまいました。左官の壁も息継ぎができないので1日に一気に仕上げたり、丸い屋根を作るため野地板は一枚一枚パッチワークのように貼り付け、銅板も1000枚以上一枚一枚夜なべで手作りしていただいたとのこと。職人衆に感謝です。

計画はお墓としての「地に帰る」というイメージを出すため半地下としました。お寺さんにとってはまだ誰もやったことがない形なので試行錯誤しながら生命をどのように見送るのかを模索中です。

私も設計者として初めて経験する建物でした。