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3月20日に上棟をし、2か月あまりの時間をかけて大工工事終了。とても早く仕上がってきました。大工棟梁は石井工務店の西沢棟梁。10年以上一緒に施工をお願いしてきましたので細かい納まりなどは認識の共有もできていてとてもやりやすいです。
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世界一の技術を誇り、世界に類がないと言われるほどの木造建築のプレカット技術なのですが、やはり長ホゾ込栓まではなかなかやりきれないのが現実です。安藤設計ではなるべく大工さんの手で大工さんの勘や感性を大切にして作ってもらっています。プレカットの甘い仕口で組んだ建物と手刻みの長ホゾで深く差し込んだ建物を上棟時、筋交い入っていない状態でグラグラ揺すったとき、いかに揺れに強いかを実感するとこれは外せません。
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クロスは使っていません。天井はすべて杉板にしてみました。自然素材は経年変化をしてくことがかえって美しくなっていきます。
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切り絵デザインの安藤建築設計工房の看板です。かわいいでしょ。
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軒裏の斜め部分を蛇腹と言います。土蔵の延焼防止でよくやられる形ですが、この建物は軒の部分に渡り顎で組んだ梁が出てきてしまいます。古民家のような外部も木組でみせれば問題ないのですが、大壁仕上げにした壁からニョキっと梁の木口出だけが出てきてしまい雨仕舞などが心配です。そこで考えたのがこのデザイン。デザインには理由があります。深めの軒にしても安定感が出て気に入っています。
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