ブログ:大工工事終了

丸子町で工事中の古民家再生。1階をご両親、2階を若い息子さん家族が暮らす2世帯住宅です。

昨年夏から進めてきた大工工事も完了し、いよいよ左官屋さんの登場です。左官は上田市の宮沢左官さん。丁寧な仕事でこちらのどんな要望にも楽しんで取り組んでくれる頼りになる左官さんです。

今回は土壁の荒壁を利用し、中塗り土壁仕上げにしようと考えています。

今まで多くの民家の再生の手法では、土壁を全部取ってしまってグラグラ状態にして壁や筋交いを付け足していくという手法が主流なんですが、土壁が残るならできるだけ残してやりたいというのが私の最近のやり方です。

なにより土壁というのは呼吸もするし、貫工法というのは免震構造とも言えます。さらに土は蓄熱層にもなるという三方良しです。

今回、土壁の上に外断熱を施したのですが、左官屋さんの工事のために持ち込んだヒーター一つで2階の35坪ぐらいの部屋がすぐ温まりました。やはり、断熱の効果はかなりありです。

ベッドですが、まだ床板は取り付けていません。

写真は子供室です。凹んだ空間が押入ともなんとも使いづらい場所があったのですが、そこは、なんとゲストハウスのようなベッドにしてみました。子供たちが成長して使わなくなったら後々ばらせるようにもしてみました。

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