ブログ:岐阜県ー飛騨高山に行く

3年ぶりに高山市内に来ました。私の住む上田市からは山を越えトンネルを潜って松本に出て、さらにアルプスを越えて飛騨の盆地に向かいます。約2時間半かかります。道中は鹿教湯温泉のあたりや、岐阜県側の長い下り坂から見る紅葉がとてもきれいでした。

写真は伝統的建造物の「日下部家」その向こう隣は「吉島家」です。どちらも土間の梁組はヒノキの八角丸太を組んで作っています。柱、梁、貫が縦横に飛び、まさに優美な空間となっています。

新築でも丸太組の構造を見せて作るというのを得意としてやっていますが、いつも思い起こすのはこの飛騨の建物です。木組みの美しさ、日本の木造建築、古民家の美しさを教えてくれた建物でもあります。

軒も2尺出した出桁からさらに3尺だした深い軒。豪雪地帯特有のセガイ造りです。建物の中は暗くなりがちですが上部のハイサイドライトから差し込む光のおかげで程よい明るさとなっています。その光が黒光りする縦横の梁を照らし威厳を感じます。

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