外はみんなのもの、中は自分のもの。景観を考え住まいも考える。
日光東照宮へ通じるメインの大通り、このたび道路拡張に伴い建て替えとなりました。市内を貫く目貫通りということもあり、景観形成の重点地区ともなっています。昔ながらの町並みを再現しようと新潟の豪雪地方にある古民家を移築するこことしました。深い軒先は道行く人の憩いのスポットとし、全体に建物の高さを抑え、土、木、瓦という素材を使い、欅の曲がり丸太や18センチ角の柱を基調としたダイナミック、かつ繊細な建物となるよう工夫しました。
内部の着色は住まい手とともに漆塗り。鉄製の工芸品なども美大出身の息子さんが制作したりしてみんなで共同で作り上げた建物といえます。
栃木県マロニエ建築賞受賞建築物