古民家を見て感じることは2階の床梁が想定より細い場合が多いことです。昔は物も少なく、2階があったとしてもそこは養蚕のための空間です。生活やそれにかかる重量についてはあまり考慮していなかった。また大きな材料は流通も手間もかかりすぎるので最小限のサイズだったのでしょう。
そのような古民家の2階に上がると床梁が細くトランポリンのようにたわみます。壁も揺すられてとても不安になります。その対策方法としては柱を建てるのが一番です。再生の間取りの計画では1階の間取りと力の関係を考えながらプランしていくことが大事です。
今回も柱を追加します。近所の山で伐採した栗の木をいただけたのでその皮むきから初めています。間取りとは関係ないので逆にシンボル的に建てられたら楽しいかも。