ブログ:軽井沢の家 完成

2022年の夏。 一組のご夫婦が、私の事務所の扉を叩いてくださいました。

お二人は、私が以前設計させていただいた、奥飛騨温泉にある「山ぼうし」に宿泊されたクライアントさんで、長い年月を耐え抜いた太い梁や、現代の息吹を吹き込まれた古材の力強さに、深く心を動かされたのだそうです。

「この建物の設計者は誰?」

そこから私たちの家づくりの仕事が始まりました。

父親が残した「記憶」の場所で

計画の舞台となったのは、クライアントさんのお父様が残された古い別荘。 幼い頃の思い出が詰まった場所でありながら、月日を経て少しずつ自然に還りつつあったその土地を、**「新しい生活の拠点」**として再生させる。それは、単なる建て替えではなく、日本の木で日本人が大切に守ってきた伝統的な職人の技による建物の実現でした。

足かけ4年、想いを形にする「長勝負」

それから、足かけ4年。 設計から完成まで、決して短い道のりではありませんでした。

  • 土地のポテンシャルを最大限に活かす配置の検討
  • 古民家特有の力強さと、現代の快適さを両立させるディテール
  • 何度も生産地を訪ね、たくさんの職人さんたちとの対話

クライアントさんとは何度も意見を取り交わし、もうダメかなあと思うときも何度かありましたが、なんとか無事に引き渡すことができました。

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