完成しました。・・・・・模型が。

こまゆみの家、今回は大工さんの墨付けが始まる前に大工さん自身の手による木構造模型を作ってくださいました。

木組みの家でなければ架構の美しさを感じることが出来ません。昨今の住宅の作り方は圧倒的に大壁作りです。大壁という柱も梁も「木」が見えてこない構造には、木組みの美しさとはまったく縁のない世界です。「木が見えないで木造と言えるのか」というのが私の主張です。しかし、伝統的な構法は近代的なサッシやシステムキッチンとは相性が悪く、収め方には苦労や工夫が必要で、毎度頭を悩ませます。

今回の建物は大工さんの心づかいでヒノキ作りとなります。反り丸太も檜で用意してもらったので、高山の吉島家や日下部家並みの仕様で期待が膨らみます。