ブログ:若き左官職人

手に職を持つ「職人」と呼ばれる人たちが年々ホントに少なくなってきているこの業界、素敵な左官職人と出会いました。4年ほど前にとある現場のお施主さんから「転職して左官業を始めたばかりの息子の友達がいる」と紹介されました。職人の世界は修行とか弟子とか長い下積みの訓練期間というものがあるものですが、そのころはまだ1年ぐらいでどれくらいのものかと最初は不安でしたが、やらせてみたらなかなかの腕前にびっくりです。土や左官の仕事の魅力にひかれ飛び込んだ世界。好きこそ物の上手なれといいますが、まさにめきめきといろんなことに挑戦し私のような左官大好きの設計屋にはたまりませんな。

写真はベンガラを混ぜた色壁。本物の土の色です。右側の白聚楽のような土壁の色もいい。日中の太陽の明かりを受け、時に緑に見えたりグレーに見えたりと微妙な色合いを醸し出してくれます。

この子は将来大化けするんとちゃう。安藤設計の推しの左官屋さんでした。

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