新年あけましておめでとうございます。
写真は事務所から見える南東の山からの日の出です。
毎年冬の時期は太陽の光が恋しいですね。
南側に山が迫っていますので日の出はさらに遅くなります。因みにここの集落の町名は「前山」(マエヤマ)といいます。南側の正面に山があるからですね。因みにすぐ近所にある前山寺は(ゼンサンジ)と呼びます。浅草の浅草寺は(センソウジ)白馬の山は白馬岳(シロウマダケ)音読み訓読み日本語は難しい。
今時分、室内に太陽光が差し込むのは8時45分頃です。北側の山はすっかり陽があたっているというのに。夏場とは3時間も差があります。
太陽の熱は1㎡あたり300Wの電熱器と同じといいます。3.6m×2.0mの居間の窓にかかる熱量は2160Wにもなります。この熱を部屋に取り込まない手はありませんよね。
最近、省エネ住宅というと窓を小さくする傾向がありますが、部屋の中は暗くなるし、外の景気も楽しめないし住まいを計画するものとしてはそういった建物はあまり好きになりません。
なにより太陽熱はどんなに取っても無料です。これをダイレクトゲインといます。直接的利益ですね。
今の省エネの考え方は太陽の光から太陽光パネルを使って電気を作り、その電気でエアコンを動かし部屋の空気を温めたり冷やしたり。これを環境に優しいというのでしょうか。
エアコンや電力になるべく頼らないような建築的な工夫、暮らしの工夫でなんとか作っていけないものか。
今年もまたあーでもないこーでもないと模索が続きます。でも、考えるのは楽しい。この楽しさに付き合っていただける住まい手の方大歓迎です。お待ちしています。