永代供養塔の建設が始まりました。建築確認申請で用途を書く欄があるのですが、初めて「その他」の分類に入る建物の設計です。この仕事をしていると沢山の方々と出会い、いろんな仕事を知り体験させてもらえます。そんな出会いがとても楽しい毎日です。
供養塔とは巷で見かけるものは観音様を飾ったり、箱型の石の置物のような形が多いのですが、ご住職様からは「いままでにない供養塔を」ということでお仕事を依頼されました。
さてさて、どんな建物がいいか。一度挑戦してみたかった「かぼちゃ束」という屋根構造でドーム型の建物を提案させてもらい喜んでいただきました。
その中に入れば大地に誘われるように床レベルを外部より下げ、そこで上を見上げると天空が開けているという感じです。
なんだかうまく説明できませんが、建物の中に入って家族一緒にご先祖様を供養するということができるというのは供養塔としてはめったにないものかと思います。
外からの光はステンドグラスの窓を通して厳かな雰囲気が出せればと思います。
いきなり墨出しに悩む石井工務店の職人さんたち。でも現場でみんなで知恵を出し合って作るというのはたいへん楽しい時間です。