民家がそもそも持つ素材の良さを最大限引き出すことが大切。
昔から日本の住まいというのは、畳を替えて、障子を張り替えて、壁を塗り替えればまたあらたに生まれ変わります。昔からメンテナンスが楽にできるようにそもそもできているのです。
誰も住まなくなり空き家状態になっていた蚕室造りの古民家でしたが、懐石料理のお店を作りたいというご依頼を受けました。日本食の素材を生かした料理にふさわしく建物空間もあまりいじりすぎないように建物が持っているそのままの素材の味を生かした「民家再生」をこころがけてみました。
このお店のポイントは駐車場から玄関までの道行き。期待感をそそられる演出が気に入っています。