1月の雪の古寒い日から工事が始まり、6ヶ月。宿場町で有名な海野町で民家再生を行いました。クライアントは大手のハウスメーカーに聞いたりしていろいろと悩まれていましたが雑誌に載っていた安藤設計の記事を頼りに問合わせていただきました。建築家と家づくりをするーお金の面から建築の工法の問題、意匠デザインの要望など、プロとしてのアドバイスを住み手の立場に建って提案をしっかりとさせていただきました。街道沿いにある建物ということで、外はみんなももの、内は自分のものです。外観はどこを直したかわからない状態ですが景観を守るという使命が建築家にはあります。

 この3月に完成した小川保育園。外観写真がまだ撮影できていなかったので撮りに行ってきました。3ヶ月経って建物もどんな塩梅か楽しみにして行きました。乳児棟というのはやはり本館の保育園から少し離して建てられるというのは理想です。子供達にとっては1年の成長の違いというのは雲泥の差があります。6人ほどの乳児に3人の保育士が見ていて風が吹き抜けていく音や鳥の声が聞こえたりして静かで清々しい空間でゆったりと赤ちゃんたちが過ごしていました。子供達にとって安心出来る場所というのが心の成長にとっていかに大切かがわかります。

建物も3ヶ月で空いたり狂ったりしている場所もありましたが想定内です。工務店(サスティナブル森の家)さんの誠実な対応で手を加えながら修正し生活に馴染んでいきます。

 昨年まで「あるしてくと」という題名で作ってきた長野県の建築家グループの仕事集。今年からまた「信州の建築家とつくる家」として再スタートしました。

この雑誌、30人ぐらいの設計業務を専業としてやっているグループが手弁当で作り上げた住宅雑誌です。そのため広告がまったく無くみなさん均等に表現の場としてあります。だいたいの建築雑誌は半分以上が広告で建築家が関わった建物は飾りのようにいわばオトリになっています。表面的なデザインではなく、建築士それぞれの人となりを感じ取っていただければ幸いです。

「われわれの芸術は飯を食えない人にとっての料理の本となってはならない」小林多喜二の言葉ですがきらびやかな建築雑誌ではなく生活者の視点にたった自分らしい建物をみつけていただければと思います。

 

3坪の増築計画終了

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住まいは生き方・日記
執筆 : 
ando 2017-6-5 5:42

 8年ほど前に作った3間×5間の平屋建ての建物。蔵風な空間を増築したいということで作りました。

使い勝手や構造的に筋交いの入っていないところを狙ってぶちぬこうと考えるとこんな形が浮かんできました。

押入れのドアを開けるとあーら不思議。半地下と中2階の縦有効利用した素敵な空間。

外観は既存にあった平屋の建物にしか見えません。将来、おカイコを飼ったり、機織りをしたりと夢が膨らみます。

松の化粧丸太と材木検査

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住まいは生き方・日記
執筆 : 
ando 2017-6-2 19:22

 いよいよ始まる大工さんの刻みです。

手刻みにこだわるのはただ単に伝統への憧れとかノスタルジーではありません。やはり長いくてしっかりした材料を余すところなく使い、ホゾと仕口は金物に頼ることなくガッツリと組みたいからです。

なぜならこの違いは上棟で実際に木造を組んでみるとよくわかります。プレカットで組んだ木造はスポスポと組みあがりますがグラグラしていて金物で締めないととても大工さんは上を歩けません。長ホゾで組むと仮の筋交いがなくてもガッツリと自立して建っています。その代わり切断面は直角に掘っていかないと建物が直角に自立しないということにもなりますので精度がとても大切になってきます。

今の時代なかなかここまでやってくれる大工さん工務店さんはホントに少なくなってきてしまいました。

 

もうひとつ。

赤松の丸太を買うならここ東御市にある「田中製材」曲がった丸太材も意識して山から調達してきてもらっていますので助かります。

下の写真は中温乾燥中の丸太

ハウスメーカーには絶対真似のできない本物の木造建築 木造住宅を作りたいのです。

丸子の家、地鎮祭開始

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住まいは生き方・日記
執筆 : 
ando 2017-5-1 4:50

昨年から計画してきた住宅もいよいよ工事にかかります。

プランニングをして実施設計まで、建築士と住まいづくりをやろうとすると計画にはやはり1年くらいはかかってしまうでしょうか。大急ぎを要求され2〜3ヶ月で計画、実施設計、着工までもっていったこともあります。プランも一番初めに出したプランが一番いいということもあります。

いろいろ話し合いを重ね、変更したり修正したり一度ぶっ壊して一から考えなおしたりしてやったけど、結局一番最初のプランに戻ったりと時間のかかる作業です。でもその過程が大切なのです。自分たち家族にとって本当に大切なものは何かとか。家族で暮らすとはどういうことかを客観的に問い直す作業です。

 

丸子の家、地耐力試験開始

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住まいは生き方・日記
執筆 : 
ando 2017-4-29 4:56

 毎回、建物を建てる前にはこの「地耐力試験」というのをやって目に見えない地中のことを調べます。今回の建設地はアスファルトで舗装された駐車場でした。

アスファルトの表明に穴をあけスウェーデン式サウンディング試験というのですが鉄の棒に荷重をかけその入っていくスピードで地耐力を調べるのです。

5本打ち込んだ内ほとんどが20〜30センチで硬い層にぶち当たり、これはしっかりしている地盤だなあ。でもおかしいな、異常に硬すぎるんとちゃう?と思いましたが地盤は良好という判断をし、基礎の見直しはしないで工事にかかることとしました。でもアスファルトを剥いでみてびっくり、土間コンクリートが敷き詰められていました。施主に伺うとそこは昔工場跡地だったと。なんだ、それで杭が入っていかなかったんだ。

もう一度土を掘り、全面のコンクリート(無筋だったからよかったものの)を剥いで地耐力試験のやり直しを行いました。

目に見えないところというのは大事ですね。なんか変だなという勘も大切です。

フィンユール邸

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住まいは生き方・日記
執筆 : 
ando 2017-4-26 6:58

 高山市にある北欧家具メーカー「キタニ」にはデンマークの家具デザイナーで建築家のフィンユールの自邸が再現されています。普段は入場料3000円のところがイベントで無料開放されていて見学してきました。ヘルシンキのアールトの家でも感じましたが、なだらかな敷地を利用し、それが室内にもスキップフロアとして風景とともに変化していく空間がとても心地よい。白を基調にところどころカラーリングして楽しませたりするところは最近の僕の表現とも共通するというか影響を受けている。照明器具が天井に無い!ほとんどが間接照明というのも北欧らしいですね。夜の雰囲気も興味あります。ところどころにビルトインされたソファー。普通は建物が建ってからインテリアとして家具を選んだりしますがちやんと居場所を考えて「座るところ」を特定しているのです。そこに座ると丁度いい高さに窓があり外を眺め、また内部空間の広がりを感じたりと計算されている感じがします。「居場所を考える」というのは設計において大切なテーマです。

1年前ここに就職した息子に案内してもらいました。彼も高校を卒業後多感な年頃に5年間フィンランドで暮らしてきた経験があるので室内を見ながら「テレサコティ(ホームステイでお世話になったお宅)を思い出すね」と語り合いました。

食事室の改装工事

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住まいは生き方・日記
執筆 : 
ando 2017-3-29 20:10

 旅館の大部屋食事室を個室に改修する工事。ほぼ最終工事が終了してきました。

改修はいつも改修前の写真を撮りわすれていてビフォーアフターがよくわからなくてすんません。

この床は朝鮮張でやってみました。古材の幅を有効に使う場合はこれが一番。またいろいろの表情をした材料がまたいい味わいがあります。

和と洋の対比的な食事室ができました。

保育園も旅館も人を楽しませる空間づくりは同じ。

住宅も「住んで楽しくなるもの」を設計することにここがけています。

気軽に是非お問い合わせくださいませ。

偉大なる芸術家たち

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住まいは生き方・日記
執筆 : 
ando 2017-3-28 19:08

 小川保育園の天井画。制作風景はこんな感じでした。

これがこうなりました。

 

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「KURA]4月号

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